ハンドメイドで販売をしたときの税金が気になります…確定申告ってしないといけませんか?
そもそも、確定申告って何?
確定申告とは、自分の収入や支出を税務署に報告することです。確定申告から、税金の計算や支払い額がきめられます。ハンドメイド作家の方が自分の事業をしっかり管理するためには、必要不可欠な手続きです。
ハンドメイド作家の確定申告について、具体例をあげて解説しますね!
確定申告とは何か?
ハンドメイド作家の皆さんが作った商品を売ったお金に対して税金を納めることが必要です。確定申告とは、簡単に言えば「自分で税金を計算して払うこと」です。
自分で計算をするためには、収入、経費、といったものが何にあたるのか?ということをまずは理解することが必要です。
収入とは?ハンドメイド作家の具体例
収入とは、手作り商品を販売して得たお金のことです。
例えば、ハンドメイド作家の方々がオンラインで販売したり、イベントやマルシェで販売した売上金が収入になります。
経費とは?ハンドメイド作家が抑えておくべきポイント
経費とは、商品を作るためにかかったお金のこと。
具体的には、材料費や包装資材の費用、宣伝費やイベントへの参加費用などが含まれます。
これらの費用を経費とすることで、税金を節約できるんです。
経費を計算するのって節税のためにすっごく大切!
領収書は必ずもらいましょう。
税金の種類と税率の概要
税金には、所得税や消費税などがあります。
所得税は、ハンドメイド作家の皆さんが稼いだお金に対して課税されます。
消費税は、お客様から一時的にお預かりする税金のこと。一般的な消費税は10%です。
確定申告の書類と手続き
確定申告をするためには、いくつかの書類が必要です。
青色申告を選択する場合や、必要な書類の準備の仕方など、詳しく解説します。
必要な書類
- 源泉徴収票
- 青色申告用紙
- 経費の明細書
- 前年度の確定申告書コピー
確定申告に必要な書類は上記のようなものがあります。ひとつずつ、解説していきます。
源泉徴収票(年末調整票)
会社から給与を受け取っている場合、年末にもらう源泉徴収票が必要です。これには、会社からの支払いや源泉徴収税などが記載されています。
青色申告用紙
青色申告を選択する場合、青色申告用紙が必要です。この用紙には、所得の計算や控除の申告を記入します。
収入の明細書:ハンドメイド作家として得た収入の明細書が必要です。例えば、販売先の名前や販売した商品の内容と金額などが記載された書類です。
経費の明細書
ハンドメイド作品を制作するためにかかった経費の明細書が必要です。材料費や宣伝費、梱包資材の費用などが含まれます。
前年度の確定申告書コピー(あれば)
前年度の確定申告書のコピーがあると、今年度の申告に役立ちます。収入や支出の推移を確認するために役立ちます。
手続きの流れ
- 書類の準備
必要な書類を集め、整理します。収入や支出の明細を細かく把握し、計算しやすい状態にします。 - 青色申告の選択
青色申告を希望する場合は、青色申告用紙を用意します。青色申告のメリットやデメリットを理解し、適切な選択を行います。 - 申告方法と期限
確定申告の方法には、e-Taxや郵送などがあります。自身の状況や希望に応じて適切な方法を選択しましょう。申告期限を確認し、それまでに必要な手続きを完了させます。期限を過ぎると遅延税や罰金が発生するので、注意が必要です。 - 提出
書類や申告書を税務署に提出します。提出後は、受領証を確認して保管し、必要に応じて追跡や訂正を行います。
税金の支払い方法と期限
確定申告は、毎年1月1日から12月31日までの1年間に生じた所得について、翌年2月16日から3月15日までの間に行います。
確定申告後に支払う税金の方法や期限について説明します。
納付方法
銀行振込
税金を指定の銀行口座に振り込む方法です。税務署が指定する口座に振り込む必要があります。
現金納付
税務署や指定の金融機関で現金で税金を支払う方法です。一部の税金については現金での支払いが認められていますが、多くの場合、銀行振込が推奨されます。
納付期限
一般的な法人税や所得税の場合
納税期限は申告書提出日から1ヶ月後の15日です。ただし、支払い方法によって期限が異なる場合がありますので、税務署の案内に従ってください。
振替納税の場合
納税期限は税務署が指定する日です。通常は税金の申告時に振替納税を選択した場合に適用されます。
遅延時の罰則
納期限を過ぎて税金を支払わない場合、延滞税や罰金が課せられることがあります。罰則の詳細は税法に基づいており、遅延日数や未払い金額に応じて異なります。
納税期限を過ぎても税金を支払わないと、税務署から督促や追加の通知が届くことがあります。これらの通知には追加の罰則や利息の支払いについての情報が含まれていますので、迅速な対応が求められます。
確認と記録
納税手続きが完了したら、支払った税金の詳細を記録しておくことが重要です。領収書や振込明細などの書類を保管し、確定申告書や税務申告書と一緒に保管しておくと便利です。
確定申告を怠るとどのようなリスクがあるか
確定申告を怠ると、『無申告』となり、税務署からの指導や罰則が課される可能性があります。法律を守り、確定申告をしっかり行いましょう。
ハンドメイド作家の経験談とアドバイス
実際のハンドメイド作家の方々の経験談やアドバイスを紹介します。
経験談
経験者A
「確定申告に関して最初は戸惑いましたが、毎年のように経験を積むごとに慣れてきました。最初は経費の計算が難しく感じましたが、徐々に慣れてきて、納税額を最小限に抑えるコツも掴めるようになりました。」
経験者B
「税金については、初めの頃は何もわからず不安でしたが、税務署や税理士とのコミュニケーションを大切にすることで、スムーズに手続きを進めることができました。また、過去の確定申告書のコピーを参考にすることも効果的でした。」
他の作家さんの知恵や経験から学び、自分の事業を成功させるヒントを得ましょう。
確定申告3つのアドバイス
「経費の計上は慎重に行いましょう。材料費や宣伝費など、すべての経費をきちんと記録しておくことで、税金を節約できます。」
「税務署や税理士に相談することをおすすめします。専門家のアドバイスを受けることで、より正確な確定申告ができます。」
「過去の確定申告書のコピーを保管しておきましょう。過去の申告書を参考にすることで、計算ミスや遺漏れを防ぐことができます。」
ちなみに私は、地元の商工会議所で教えて頂いて、税理士さんの費用を節約しています。
まとめ
確定申告は、ハンドメイド作家の皆さんにとって大切な手続きです。正確な確定申告を行い、円滑な事業運営を目指しましょう。
餅は餅屋。分からないことは専門家に聞くのが一番です。